やる気に頼らず続く人の「環境の整え方」3つの仕掛け

運動着を目につく場所に置いて習慣化する40代女性のイメージ

「今日は疲れたから、明日から頑張ろう」
そう言って、気づけば何日も経っていた…そんな経験はありませんか?
実は、運動が続く人と続かない人の違いは、「やる気」の量ではありません。今日は、続けている人がひそかにやっている「環境の整え方」と、今日からできる3つの仕掛けをお伝えします。

① 「気合」で続けようとすると、なぜ失敗するのか

「よし、今日から頑張るぞ」と強く決意した日ほど、3日で終わってしまう…そんな経験はありませんか。実はこれ、あなたの意志が弱いからではありません。

やる気は「残りが減っていく電池」のようなもの

私たちのやる気(専門的には「意志力」と呼ばれます)は、朝から晩まで、仕事や家事、人間関係のちょっとした判断のたびに少しずつ使われています。夜になるころには、電池の残りはわずかです。「運動しよう」という決意を、この残りわずかな電池だけで動かそうとするから、続かないのです。

頑張るほど、続かなくなる矛盾

「絶対にやる」と強く決意するほど、達成できなかったときの反動も大きくなります。1日サボると「もうダメだ」と一気にやる気を失ってしまう。これは意志が弱いのではなく、多くの方が経験する、ごく自然な流れです。

40〜50代は、電池の減りが早くなりやすい

仕事に加えて、家族の予定や家事の段取りまで考える毎日を送っていると、「何をするか決める」だけでも意外と電池を使っています。「今日は何を作ろう」「あれ買っておかなきゃ」…そんな小さな判断の積み重ねの後に、「さあ運動しよう」という新しい決断を求められても、電池はほとんど残っていません。だからこそ、決断そのものを減らす工夫が効いてきます。

② 続く人がやっている「環境デザイン」という考え方

では、やる気に頼らず運動を続けている人は、何が違うのでしょうか。答えは、「頑張らなくても自然と体が動く仕組み」を先に作っていることです。これを「環境デザイン」と呼びます。

目に入るものが、行動を決めている

たとえば、ソファの近くにお菓子の袋が置いてあると、つい手が伸びますよね。逆に、玄関にウォーキングシューズが置いてあると、「そういえば歩こうかな」という気持ちが自然と湧いてきます。人は、目に入ったものに行動を左右される生き物なのです。

「面倒くさい」を1つ減らすだけで続く

運動着を探す、カバンに荷物を詰める…こうした準備の1つ1つが、実は「面倒くさい」の正体です。たとえば「引き出しの奥から運動着を探す」という30秒の手間があるだけで、「今日はいいか」に気持ちが傾いてしまうことがあります。この面倒を先に減らしておくことで、やる気をほとんど使わずに体が動き出します。

③ 今日からできる3つの仕掛け

難しいことは必要ありません。今日の夜から始められる、3つの仕掛けをご紹介します。

仕掛け1:運動着を「目につく場所」に出しておく

寝る前に、明日着るトレーニングウェアを畳んで、ベッドの上や椅子の背もたれなど、朝一番に目に入る場所に置いておきます。「着替える服を探す」という最初のハードルがなくなるだけで、続けるハードルはぐっと下がります。

仕掛け2:靴を玄関の一番目立つ場所に置く

ウォーキングシューズやスニーカーを、下駄箱の中ではなく玄関のたたきに出しておきましょう。「靴を履けば、あとは歩くだけ」という状態を先に作っておくのがポイントです。

仕掛け3:カレンダーやスマホに「予定」として書き込む

「時間があったらやろう」ではなく、「火曜19時は運動の時間」と、他の予定と同じように書き込んでしまいます。予定として扱うことで、「今日やるかどうか」という頭の中の迷いそのものがなくなります。

④ 仕掛けを長持ちさせるちょっとしたコツ

仕掛けを作っても、最初の数日でやめてしまっては意味がありません。長く続けるための、小さなコツをお伝えします。

「完璧」を目指さない

靴を出し忘れた日があっても、自分を責めないでください。「また明日、出せばいい」。この軽い気持ちこそが、実は一番の継続のコツです。

1つの仕掛けから始める

3つ全部を一度にやろうとすると、それ自体が負担になります。まずは「靴を玄関に出す」だけなど、1つに絞って1週間続けてみてください。慣れてから、次の仕掛けを増やしていきましょう。※効果や進み方には個人差があります。

すでにある習慣に「くっつける」

新しい行動は、単独で作るよりも、すでに毎日やっていることの直後にくっつけると定着しやすくなります。「歯をみがいたら靴を出す」「コーヒーを入れたらウェアに着替える」など、今の生活リズムの中に仕掛けを差し込んでみましょう。

⑤ まとめ

  • 運動が続くかどうかは「やる気の量」ではなく「環境」で決まる
  • 運動着を目につく場所に置く、靴を玄関に出すなど、小さな仕掛けが「面倒くささ」を減らしてくれる
  • 3つ全部ではなく、まず1つの仕掛けから始めることが継続のコツ

「環境を整える」というと難しく聞こえるかもしれませんが、実際にはとても小さな工夫の積み重ねです。BLANCO FITNESSでは、トレーニングの内容だけでなく、日常生活の中でどう運動を続けやすくするかも一緒に考えています。「頑張っているのに続かない」と感じている方は、ぜひ一度体験トレーニングにお越しください。

あなたに合った「続く仕組み」を一緒に考えます

BLANCO FITNESSでは、体験トレーニングの中で、あなたの生活リズムに合わせた「無理なく続けられる工夫」もご提案しています。運動がはじめての方も安心してお越しください。

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土士田康平(BLANCO FITNESS代表トレーナー・NSCA-CPT)

この記事の執筆・監修

土士田 康平BLANCO FITNESS 代表トレーナー

NSCA認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)。ベストボディジャパン関東大会出場。立川で開業5年・指導実績100名超、トレーナー養成の専門学校講師も務める。

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