「お酒を飲むと太るって聞くけれど、やっぱりやめたくない」
「飲んだ次の日、体が重くて顔もむくんでいる気がする」
そんな風に感じたことはありませんか?
実は、お酒そのものよりも「一緒に何を食べるか」「どう飲むか」のほうが、体重には大きく関わっています。今日は、お酒をやめずに続けられる、太りにくい飲み方のコツをご紹介します。
① なぜお酒を飲むと太りやすくなるのか
「お酒のカロリーが高いから太る」と思われがちですが、理由はそれだけではありません。大きく3つあります。
1. 体がお酒の処理を最優先してしまう
お酒に含まれるアルコールは、体にとって「早く外に出したいもの」です。そのため体は、アルコールを分解する作業を何よりも先に始めます。その間、脂肪を燃やす作業は後回しになってしまいます。
つまり、お酒を飲んでいる時間帯は「脂肪が減りにくい時間」になる、というイメージです。
2. 食欲のブレーキがゆるむ
お酒を飲むと気分がほぐれますよね。実はこのとき、「もうやめておこう」という判断力も一緒にゆるみます。普段なら我慢できる〆(しめ)のラーメンやデザートに、つい手が伸びてしまうのはこのためです。
たとえば、〆のラーメンは1杯でおよそ500〜700キロカロリー。夕食をもう1食分食べたのと近い量になります。
3. おつまみが濃い味に偏りやすい
お酒に合うおつまみは、揚げもの・塩辛いもの・味の濃いものが多くなりがちです。塩分をたくさん摂ると体が水分をため込みやすくなり、翌朝の顔や脚のむくみにつながります。
「飲んだ翌日に体重が増えている」の多くは、脂肪ではなく、この水分によるものです。※感じ方や増え方には個人差があります。
ここで大事なのは、お酒そのものが悪者ではないということです。太りやすくなる原因のほとんどは、お酒の「まわり」にあります。だからこそ、やめなくても対策ができるのです。
② 太りにくいお酒の選び方と量の目安
お酒は大きく2つの種類に分けられます。名前は難しそうですが、中身はとてもシンプルです。
糖質が多めのお酒(醸造酒・じょうぞうしゅ)
ビール、日本酒、ワイン、甘い缶チューハイなどです。お米や麦、ぶどうなどの原料がそのまま残っているため、糖質(体を動かすエネルギーのもと)が比較的多く含まれます。
糖質がほぼゼロのお酒(蒸留酒・じょうりゅうしゅ)
焼酎、ウイスキー、ハイボール、ジンなどです。作る途中でアルコールだけを取り出しているため、糖質はほとんど含まれません。
ただし「糖質ゼロ=太らない」ではありません。アルコール自体にもエネルギーがあり、飲む量が増えれば同じことです。
甘いサワー・カクテルには注意
「〇〇サワー」「〇〇カクテル」は、焼酎そのものより、割りものに入っているシロップやジュースの糖分のほうが多いことがあります。同じ味わいなら、無糖の炭酸水で割ったものやレモンサワー(無糖タイプ)を選ぶと軽くなります。
量の目安について。厚生労働省は「節度ある適度な飲酒」として、1日あたり純アルコールで約20グラム程度を目安としています。これは、ビールなら中びん1本(500ml)、日本酒なら1合、ワインならグラス2杯弱くらいの量です。女性はこれより少なめが望ましいとされています。
また、週に2日はお酒を飲まない日(休肝日・きゅうかんび)をつくると、体を休ませてあげられます。※お薬を飲んでいる方や持病のある方は、必ずかかりつけの先生にご相談ください。
③ おつまみは「順番」で選ぶと変わる
実は、飲む日の体重への影響は、おつまみで大きく変わります。ポイントは「何を我慢するか」ではなく「何を先に食べるか」です。
最初の1品は、野菜か海藻から
枝豆、冷やしトマト、きゅうりの浅漬け、海藻サラダ、もずく酢などがおすすめです。先に食物繊維(お腹の中でゆっくり進む成分)を入れておくと、そのあとの食べ物の吸収がおだやかになります。
お腹がある程度満たされることで、揚げものに手が伸びる回数も自然と減ります。
2品目は、タンパク質のもの
冷ややっこ、焼き鳥(塩)、刺身、卵料理、焼き魚などです。タンパク質(筋肉や肌のもとになる栄養)は満足感が長く続くので、食べすぎのブレーキになってくれます。
焼き鳥はタレより塩を選ぶと、糖分と塩分の両方をおさえられます。
揚げものは「最初に頼まない」
から揚げやポテトフライを我慢する必要はありません。ただし、空腹の状態で最初に頼むと、あっという間に食べきってしまいます。3品目以降に回すだけで、食べる量は自然と減ります。
お酒と同じペースで水を飲む
お酒を1杯飲んだら、水も1杯。これを繰り返すだけで、飲む速さがゆっくりになり、全体の量がおさえられます。翌日の体調の軽さも変わってきます。
Q. 飲み会が続く週は、どうすればいいですか?
A. 「毎回完璧」を目指すと苦しくなります。3回のうち1回だけ、最初の1品を野菜にする。まずはそれだけで十分です。ゼロか100かではなく、少しずつ積み重ねるほうが長く続きます。
④ 飲んだ翌日にやりたい3つのこと
「飲みすぎてしまった」という日があっても大丈夫です。翌日の過ごし方で、体はちゃんと戻ってくれます。
1. 朝いちばんにコップ1杯の水を飲む
お酒には体の水分を外に出す働きがあるため、翌朝は体が水分不足になっていることがよくあります。まずは水分を補いましょう。むくみが気になるときこそ、水を控えるのではなく、しっかり飲むことが大切です。
2. カリウムの多い食べ物をとる
バナナ、アボカド、ほうれん草、納豆などに多く含まれるカリウムという成分は、体にたまった余分な塩分を外に出すのを助けてくれます。朝食に1品足すだけで構いません。
3. 極端に食事を抜かない
「昨日食べすぎたから今日は抜こう」と考えたくなりますが、これは逆効果になりやすい選択です。次の食事でどか食いをしてしまい、結局その週の合計が増えてしまいます。いつも通りの3食に戻すのが、いちばんの近道です。
体を動かせる余裕があれば、10分ほどの散歩でも十分です。※体調がすぐれない日は、休むことを優先してください。
⑤ まとめ
- お酒を飲むと脂肪を燃やす作業が後回しになり、食欲のブレーキもゆるみやすい
- 甘いサワーより、無糖の炭酸で割ったお酒を。週2日の休肝日も効果的
- おつまみは「野菜 → タンパク質 → 揚げもの」の順番にするだけで食べすぎを防げる
お酒は、人とのつながりや毎日の楽しみでもあります。無理にやめる必要はありません。BLANCO FITNESSでは、お客様の生活スタイルを伺ったうえで、続けられる範囲での食事のご提案をしています。「飲むのはやめたくないけれど、体は変えたい」という方は、まずは体験トレーニングでお気軽にご相談ください。
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