「前より汗をかかなくなった気がする」
「暑いのに顔だけ赤くなって、汗はあまり出ない」
そんな変化を感じたことはありませんか?
実はそれ、体の熱を逃がす力が弱くなっているサインかもしれません。今日は、40〜50代から汗をかきにくくなる理由と、暑い夏を元気に乗り切るための習慣をご紹介します。
① 汗をかきにくいのは、体からのサインかもしれません
汗は、ただの「暑いから出るもの」ではありません。汗が肌の表面で蒸発するときに体の熱を一緒に持っていってくれる、いわば体についた天然の冷却装置です。
汗が出にくいと、体に熱がこもりやすくなる
この冷却の仕組みがうまく働かないと、体の中に熱がこもったままになりやすくなります。すると体温が下がりにくくなり、だるさやめまい、熱中症のリスクが高まってしまいます。
「汗をかかない=快適」ではない
「汗をかかなくて楽」と感じる方もいますが、それは体が熱をうまく逃がせていないだけ、というケースも少なくありません。※感じ方には個人差があります。汗をかきにくいと感じたら、体を冷やす工夫を意識的に増やすサインだと捉えてみてください。
② なぜ40〜50代から汗をかきにくくなるのか
「若い頃はもっと汗をかいていたのに」と感じる方は多いものです。そこにはいくつかの理由が重なっています。
汗腺は「使わないと衰える」筋肉のようなもの
汗を出す「エクリン腺」という部分は、使う機会が減ると働きが鈍くなっていくといわれています。運動量が減ったり、冷房の効いた場所で過ごす時間が長くなったりすると、汗をかく機会そのものが少なくなってしまうのです。
女性ホルモンの変化が自律神経に影響することも
40〜50代は女性ホルモンのバランスが変化しやすい時期です。それにともなって体温調節を担う自律神経のバランスも乱れやすくなり、「急に暑く感じる」「汗の出方にムラがある」といった変化につながることがあります。
エアコンに頼りすぎると、さらに汗腺が鈍る
暑い夏はエアコンが欠かせませんが、常に涼しい環境にいると汗をかく機会がどんどん減っていきます。悪循環で、ますます汗をかきにくい体になってしまうこともあるのです。
③ 今日からできる、汗腺を元気にする3つの習慣
汗をかきにくい体は、少しずつでも整えていくことができます。今日から無理なく始められる3つの習慣をご紹介します。
1. ぬるめのお湯にゆっくり浸かる
38〜40度程度のぬるめのお湯に10分ほど浸かると、じんわりと「良い汗」をかく練習になります。シャワーだけで済ませず、湯船に浸かる日を週に数回つくってみましょう。
2. 涼しい時間帯に軽く体を動かす
朝や夕方の涼しい時間帯に、10〜15分程度の軽いウォーキングを取り入れてみましょう。体を動かす機会を増やすことで、汗腺がゆっくりと働きを取り戻していきます。※効果を感じるまでの期間には個人差があります。
3. こまめな水分・塩分補給を忘れずに
汗腺を鍛える習慣は、熱中症のリスクと隣り合わせでもあります。喉が渇く前に水分を取り、汗を多くかいた日は塩分も一緒に補給するよう心がけてください。
Q. 冷たい飲み物をたくさん飲むのはよくないですか?
A. 冷たい飲み物の一気飲みは体を内側から冷やしすぎることがあるため、常温や冷たすぎない水分をこまめに少しずつ取るのがおすすめです。水分補給そのものは大切ですので、我慢しすぎないようにしてください。
④ まとめ
- 汗をかきにくいのは、体の熱を逃がす力が弱っているサインのことがある
- 加齢・運動不足・ホルモンの変化などが、汗腺の働きに影響する
- 入浴・軽い運動・こまめな水分補給で、汗をかく力は少しずつ整えられる
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