『腹八分目』ってどのくらい?食べすぎを防ぐ量の目安

手のひらを使って食事の量を確認する40代女性のイメージ

「腹八分目にしておきましょう」健康の話でよく聞く言葉ですが、実際どのくらいの量なのか、ピンとこない方は多いのではないでしょうか。
カロリー計算は面倒だし、毎回食べ物の重さを量るのも続きません。
そこで今日は、特別な道具を使わずに「ちょうどいい量」がわかる方法をお伝えします。自分の手を使うだけなので、今日の食事からすぐに試せます。

① 「腹八分目」がなんとなくでしか分からない理由

「腹八分目」という言葉は昔からありますが、実際に「これくらい」とはっきり教えてもらう機会は少ないものです。感覚だけに頼ろうとしても、忙しい食事中はつい会話やスマホに気を取られて、気づいたら食べ終わっている、ということも珍しくありません。

「満腹」に気づくのは、食べ始めてから20分後

脳が「お腹がいっぱいになった」と感じるまでには、食べ始めてから20分ほどかかると言われています。早食いをすると、この合図が届く前に食べすぎてしまうのです。つまり「腹八分目」が分かりにくいのは、意志の問題ではなく、体の仕組みによるところが大きいのです。

「量」を毎回はかるのは現実的に続かない

キッチンスケールでご飯やおかずを量るのは、慣れないうちは正確ですが、外食や来客時には使えません。続けるためには、どこでも使える目安が必要です。

② なぜ「量」を意識するだけでお腹まわりが変わるのか

「量」を意識することは、我慢して食べる量を減らすこととは違います。自分の体に必要な量を知り、それ以上に食べすぎないようにするだけのことです。

知らないうちに「大盛り」が普通になっている

外食のお店の器は、家庭より大きめに作られていることが多く、コンビニのお弁当も年々ボリュームが増えています。何年もその量に慣れていると、「これが普通の量」だと感じてしまい、少しずつ食べすぎが積み重なっていきます。

目安があると「なんとなく」が「はっきり」に変わる

「今日は多いかも」と感じたときに、具体的な目安があれば、その場で気づいて調整できます。反対に目安がないと、食べ終わってから「食べすぎたかも」と後悔するだけで終わってしまいます。

③ 手を使ってわかる「ちょうどいい量」の目安

ここからが本題です。カロリー表を見なくても、自分の手のひらを使うだけで、1食の目安がわかります。手の大きさは体の大きさに比例するため、自分に合った量がそのまま測れるのが便利なところです。

ご飯・パンなどの主食=にぎりこぶし1つ分

ご飯であれば、軽くにぎったこぶし1つ分が1食の目安です。茶碗に軽く1杯ほどのイメージで、思ったより少なく感じる方も多いかもしれません。

お肉・お魚・卵などのおかず=手のひら1枚分

厚みは指の厚みくらい、広さは手のひら1枚分が目安です。豆腐や納豆などで置き換える場合も、同じくらいの量を意識してみましょう。

野菜・きのこ・海藻=両手いっぱい

野菜は目安より多めに食べても問題ありません。両手にたっぷり乗るくらいの量を、毎食のお皿に用意できると理想的です。

油・ドレッシングなど=親指の先くらい

炒め油やドレッシングは、親指の先ほどの量で十分に味がつきます。かけすぎているかもしれないと感じたら、まずはここから見直してみましょう。

④ 今日の食事から使える3つのコツ

目安がわかったら、あとは日々の食事に取り入れるだけです。無理なく続けるための工夫を3つご紹介します。

コツ1:盛り付けてから「一口だけ」我慢してみる

いつも通りに盛り付けたら、食べ始める前に一口分だけお皿から減らしてみましょう。それだけで、知らないうちに食べていた「少しの食べすぎ」を減らせます。

コツ2:最初のひと箸はゆっくり味わう

最初の数口をゆっくり噛んで味わうと、満腹の合図が届きやすくなります。早食いの癖がある方は、ここだけ意識してみてください。

コツ3:外食は「見た目」で先に判断する

運ばれてきたときに、主食・おかず・野菜の量を見比べる癖をつけましょう。「主食が多そうだな」と気づけたら、その分をゆっくり残しても大丈夫です。※体格や活動量により適量には個人差があります。

⑤ まとめ

  • 「腹八分目」がわかりにくいのは、満腹の合図が届くまでに時間がかかる体の仕組みによるもの
  • ご飯はにぎりこぶし1つ、おかずは手のひら1枚、野菜は両手いっぱいが目安になる
  • 盛り付け後の一口調整とゆっくり食べることを意識するだけで、無理なく食べすぎを防げる

「ちょうどいい量」は、体格や1日の活動量によって少しずつ違います。BLANCO FITNESSでは、体験トレーニングの中で、お一人おひとりの生活に合わせた食事の摂り方も一緒に確認しています。「自分に合う量が知りたい」という方は、ぜひ一度お試しください。

あなたに合う「食べ方」、一緒に見つけましょう

BLANCO FITNESSでは、体験トレーニングの中で、無理なく続けられる食事の摂り方も一緒に考えています。「量が多いのか少ないのかも分からない」という方も、安心してご相談ください。

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土士田康平(BLANCO FITNESS代表トレーナー・NSCA-CPT)

この記事の執筆・監修

土士田 康平BLANCO FITNESS 代表トレーナー

NSCA認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)。ベストボディジャパン関東大会出場。立川で開業5年・指導実績100名超、トレーナー養成の専門学校講師も務める。

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