「朝起きると、なんだか首や肩が痛い」
「寝ているだけなのに、体がだるく感じる」
そんな経験はありませんか。
実はその原因、日中の姿勢だけでなく「寝ているときの姿勢」にあることも多いのです。
今日は、夜のあいだに体を痛めない姿勢と、今日からできる見直し方を、やさしくお伝えします。
① なぜ寝ている姿勢で首や肩が痛くなるのか
私たちは、1日のうちおよそ7〜8時間を寝て過ごします。その間、体はずっと同じ姿勢で固まったままになりがちです。日中の姿勢の癖と同じように、寝ている姿勢の癖も、首や肩に負担をかけてしまいます。
枕が高すぎる・低すぎると、首の骨が不自然に曲がる
枕が高すぎると、あごが胸に近づいて首の骨が前に曲がります。逆に低すぎると、頭が後ろに反ってしまいます。どちらも、首まわりの筋肉が一晩中引っ張られた状態になり、朝になって痛みやこりとして出てきます。
同じ姿勢で長時間動かないと、筋肉が硬くなる
日中は無意識に体を動かして筋肉をほぐしていますが、寝ている間はそれができません。不自然な姿勢のまま何時間も過ごすと、筋肉がこわばったまま朝を迎えてしまいます。
うつぶせ寝は、首を大きくひねった状態が続く
うつぶせで寝ると、呼吸をするために顔を横に向け続けることになります。首を大きくひねった状態が数時間続くため、首や肩への負担がとくに大きい寝方といわれています。
マットレスが柔らかすぎると、肩や腰が沈み込みすぎる
マットレスが体に合っていないと、肩や腰の重い部分だけが沈み込み、背骨が不自然にゆがんだ状態で眠ることになります。反対に硬すぎても、肩まわりに圧がかかり続け、血の巡りが悪くなることがあります。
※すでに首や肩に強い痛みがある方、しびれを感じる方は、無理をせず医療機関にご相談ください。
② 枕の高さが体に与える影響
寝ているときの姿勢を左右する一番のポイントが、枕の高さです。目安を知っておくだけで、見直しがぐっと楽になります。
仰向けで寝るときの目安
立っているときと同じように、首から背中まで自然なカーブが保たれる高さが理想です。あごが上を向きすぎず、逆に胸につくほど下がらない高さを探してみましょう。
横向きで寝るときの目安
横向きで寝る場合は、首の骨から背骨までが一直線になる高さが目安です。肩幅がある分、仰向けのときより少し高さが必要になることが多いです。
合わない枕のサイン
朝起きたときに首や肩が痛い、寝違えやすい、いびきをかきやすいといった症状は、枕の高さが合っていないサインかもしれません。
③ 今日からできる3つの見直し方
新しい枕をすぐに買わなくても、今日から試せることがあります。
① バスタオルで高さを調整してみる
畳んだバスタオルを今の枕の下や上に敷くだけで、高さを手軽に調整できます。何回か試して、首や肩がいちばん楽に感じる高さを探してみましょう。買い替え前のお試しにも便利です。
② 寝る前に首・肩をゆっくり回す
寝る前に、首をゆっくり左右に倒したり、肩を大きく回したりして、筋肉の緊張をほぐしておきましょう。こわばりが少ない状態で眠ると、朝の痛みも和らぎやすくなります。
③ 朝起きたら、すぐに伸びをする
目が覚めたら、布団の中で両手を上に伸ばし、大きく伸びをしてみてください。一晩固まった筋肉を、体を起こす前に少しゆるめてあげることができます。
④ 起きてすぐスマホをのぞき込まない
目覚めてすぐ、うつむいた姿勢でスマホを見る習慣がある方は要注意です。まだ固まったままの首に、さらに負担をかけてしまいます。伸びをして体をほぐしてから手に取るだけでも、朝の負担がぐっと減ります。
※枕を変えても痛みが続く場合は、無理に自己流で続けず、専門家に相談することも大切です。
④ まとめ
- 寝ている姿勢や枕の高さも、首や肩の痛みの原因になる
- 仰向け・横向きそれぞれで、首から背骨が自然なカーブを保てる高さが目安
- バスタオルでの高さ調整や、寝る前後のちょっとしたケアで見直せる
「朝からなんだか体が重い」が続くときは、日中の姿勢だけでなく、寝ている間の姿勢も見直してみてください。小さな工夫の積み重ねが、すっきりした朝につながります。
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