スクワットの正しいやり方|初心者が間違えやすいポイントを徹底解説

スクワットの正しいやり方を解説

「スクワットをやってみたけど、膝が痛くなってしまった。」
「正しいフォームがよくわからなくて、続けられない。」
こんなお悩みをお持ちではないですか?

スクワットは、下半身の筋肉を全体的に鍛えられる、とてもすぐれた運動です。
でも、フォームが少しずれるだけで、膝や腰に余計な負担がかかってしまいます。
今回は、運動初心者の方が特に間違えやすいポイントと、安全で効果的なやり方を、パーソナルトレーナーの視点でわかりやすくお伝えします。
今日からすぐに実践できる内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

① スクワットがなぜそんなに効果的なのか

スクワットは「筋トレの王様」とも呼ばれます。
なぜかというと、体の中でも特に大きな筋肉を、一度にまとめて動かせる運動だからです。

スクワットで鍛えられる主な筋肉

  • 太もも(前側):歩く・立つ・階段を上るときに使う筋肉
  • お尻:体を支え、姿勢を整える大切な筋肉
  • 太もも(裏側):膝をスムーズに動かすために必要な筋肉
  • ふくらはぎ:バランスを保ち、血流を助ける筋肉
  • 体幹(お腹・背中):体全体を安定させるインナーマッスル

体の中で最も大きい筋肉は「太もも」と「お尻」です。
大きな筋肉が動くということは、それだけたくさんのエネルギーを使います。
つまり、スクワットは「カロリーを消費しやすく、代謝を上げやすい運動」なのです。

さらに、スクワットの動きは日常生活の「立つ・座る・持ち上げる」という動作にとても似ています。
続けることで、日常の動きが楽になったり、転びにくくなったりという効果も期待できます。
特に40〜50代の方には、「見た目を変えるため」だけでなく、「健康で動ける体を保つため」にもおすすめの運動です。

② 初心者が特に間違えやすい5つのポイント

スクワットは一見シンプルに見えますが、実際にやってみると意外と難しい部分があります。
ここでは、パーソナルトレーニングの現場でよく見る「よくある間違い」を5つご紹介します。

間違い①:膝がつま先より前に出てしまう

座るときに膝が前にどんどん出てしまう方が多いです。
これをやってしまうと、膝の関節に大きな負担がかかり、痛みの原因になります。
正しくは:「お尻を後ろに引きながら」下がるイメージです。
まるで後ろにある椅子に座るような感覚で動くと、膝が前に出にくくなります。

間違い②:膝が内側に入ってしまう(X脚のような形)

特に女性に多いのですが、かかとをつけたままスクワットをすると、膝が内側に向いてしまう場合があります。
これは膝だけでなく、股関節や腰にも余計な負担をかけます。
正しくは:膝はつま先と同じ向きに動かします。
つま先を少し外側(約30〜45度)に向けると、膝が内側に入りにくくなります。

間違い③:背中が丸まってしまう

下がるときに自然と背中が丸まってしまう方も多いです。
背中が丸まると、腰に大きな負担がかかります。
正しくは:背筋をまっすぐ保ちながら、胸を前に張るように意識します。
「背中に板を当てているイメージ」と覚えておくといいでしょう。

間違い④:かかとが浮いてしまう

太もも(前側)が硬い方や、足首が硬い方は、下がるときにかかとが浮いてしまいます。
かかとが浮くと、バランスが取りにくくなり、転倒のリスクも上がります。
正しくは:かかとをしっかり床につけたまま動きます。
もしかかとが浮いてしまう場合は、足首のストレッチを毎日行うか、かかとの下に薄い板や本を置いて練習するといいです。

間違い⑤:深く下がりすぎる(または浅すぎる)

最初から深く下がろうとして、体が崩れてしまう方がいます。
一方で、浅すぎると筋肉があまり使われません。
正しくは:太ももが床と平行になる(膝が直角になる)くらいが目安です。
最初は浅くてOK。少しずつ体を慣らしていきましょう。

③ 正しいスクワットのやり方(ステップごとに解説)

ここからは、実際にどのようにスクワットをすればいいかを、ステップごとに説明します。
焦らず、一つ一つ確認しながら進めてみてください。

【準備】立ち方のポイント

まず、正しい立ち方から始めます。

  • 足を肩幅と同じくらいに開きます(こぶし1〜2個分が目安)
  • つま先を少し外側(約30〜45度)に向けます
  • 背筋をまっすぐに伸ばし、目線は少し前を見ます
  • 手は前に伸ばすかバンザイするとバランスが取りやすいです

【STEP 1】ゆっくり下がる(2〜3秒かけて)

お尻を後ろに引きながら、ゆっくり下がります。
このとき大切なのは「膝を前に出すのではなく、お尻を後ろへ引く」という意識です。
太ももが床と平行になるところ(または、自分が安全に下がれるところまで)まで下がります。
かかとは床から離さないようにしましょう。

【STEP 2】一番下で一瞬止まる

一番下まで下がったら、1秒ほなfまります。
このとき、お腹に力を入れて体幹(胴体)を安定させます。
背中は丸まっていませんか?膝はつま先と同じ向きに動いていますか?確認しましょう。

【STEP 3】ゆっくり立ち上がる(2〜3秒かけて)

かかとで床を押すイメージで、ゆっくり立ち上がります。
お尻と太ももの力を使って立ち上がる感覚を意識してください。
完全に立ち上がったところが1回(1セット)の完了です。

まずは1セット10回×2〜3セットを目安に始めましょう。
慣れてきたら回数を増やしたり、ゆっくりしたペースで行ったりすることで、(り効果が上がります。
※体に痛みがある場合は無理をせず、医師や専門家にご相談ください。

④ スクワットの効果を高める3つのコツ

正しいフォームができてきたら、次のコツを意識するとさらに効果が上がります。

コツ①:ゆっくり動く

早く上下するより、ゆっくりとコントロールしながら動く方が筋肉に伝わる刺激が大きくなります。
「2秒かけて下がり、2秒かけて上がる」を基本にしましょう。
時間をかけるほど、筋肉がしっかり使われます。

コツ②:お尻の力を意識する

スクワットは太ももだけで行うイメージを持つ方が多いですが、お尻の筋肉もしっかり使うことが大切です。
立ち上がるときに「お尻をギュッと締める」意識を加えると、お尻の筋肉が使われやすくなります。
ヒップアップ効果も高まりますよ。

コツ③:毎日ではなく「休みを入れる」

「毎日やった方がいいのでは?」と思う方が多いですが、実は筋肉は動かした後の「休み」の時間に成長します。
スクワットは週2〜3回、間に1日休みを入れて行うのがおすすめです。
たとえば、月曜・水曜・金曜などの組み合わせが続けやすいです。

⑤ 膝や腰が心配な方へ:スクワットの代わりになる運動

「膝が痛くてスクワットは不安」「腰が弱いから心配」という方もいらっしゃいます。
そういった方には、スクワットよりも負担が少ない代わりの運動があります。

椅子を使ったスクワット(チェアスクワット)

椅子を後ろに置き、「椅子に座るように下がり、立ち上がる」動作を繰り返します。
ポイントは、完全に座り切らず、お尻が椅子に軽く触れたらすぐ立ち上がること。
深さを調整しやすく、バランスが取りやすいため、初心者や膝に不安がある方にもおすすめです。

壁に手をついたスクワット(ウォールスクワット)

壁の近くに立ち、片手か両手を壁に軽く触れながら行います。
バランスが不安な方や、最初にフォームを確認したい方に向いています。
壁を押す力はほとんど使わず、あくまでも「転ばないための安心感」として使いましょう。

ヒップリフト(お尻だけを動かす運動)

床に仰向けになり、膝を立てた状態でお尻を上げる運動です。
膝や腰への負担がほとんどなく、お尻と太もも裏の筋肉を効果的に鍛えられます。
スクワットが難しいと感じる方は、まずこちらから始めるのがおすすめです。

痛みがある場合は、無理に動かさず、まず専門家(医師・理学療法士・パーソナルトレーナーなど)に相談することをおすすめします。

⑥ 「続ける」ための工夫

どんなに良い運動でも、続けなければ効果は出ません。
スクワットを習慣にするための工夫をいくつかご紹介します。

  • 決まった「場所」と「タイミング」を作る:「歯磨きの後にスクワット10回」など、毎日の習慣とセットにすると続けやすくなります
  • 最初は回数を少なくする:最初から「毎日30回!」と決めると続かなくなりがちです。まず「1日3回でいい」と決めて、負担を小さくしましょう
  • 変化を記録する:スマートフォンのメモアプリなどで「今日は10回できた」と記録するだけで、続ける意欲が高まります
  • 鏡の前で行う:フォームを確認しながら行うことで、「ちゃんとできている」という実感が持てます

大切なのは、「完璧にやること」ではなく「少しでも続けること」です。
1回でも、1週間でも、体を動かした日が積み重なることで、確実に体は変わっていきます。

⑦ よくある質問

Q. スクワットで足が太くなりませんか?

A. 筋トレで足が「ムキムキ」に太くなることはほぼありません。
特に女性は、男性に比べて筋肉が大きくなりにくい体の仕組みになっています。
スクワットで足が太く見えるとしたら、むくみや体脂肪が原因のことが多いです。
筋肉が増えれば代謝が丈がり、むしろ細くなりやすい体になります。

Q. 毎日スクワットをやっても大丈夫ですか?

A. 毎日行うと筋肉が回復する時間が取れず、疲労が溜まりやすくなります。
週2〜3回、間に休みを入れて行うのがおすすめです。
休みの日には、ストレッチや軽いウォーキングなどを行うといいでしょう。

Q. スクワット中に膝が痛いのですが、続けていいですか?

A. 痛みがある場合はすぐに中断してください。
フォームが原因のことも多いですが、関節や筋肉の問題の可能性もあります。
まず医師やパーソナルトレーナーに相談してから再開しましょう。

Q. 何回やれば効果が出ますか?

A. 早い方で2〜4週間で筋肉への刺激を感じ始め、体の変化を実感できるのは個人差はありますが概ね2〜3ヶ月後が目安です。
※効果には個人差があります。

まとめ:スクワットは「正しいフォーム」で始めよう

スクワットの正しいやり方と、よくある間違いのポイントをお伝えしました。
最後に、大切なことを3つにまとめます。

  • 「お尻を後ろに引く」意識で動く:膝を前に出すのではなく、椅子に座るように下がりましょう
  • 膝はつま先と同じ向きに:内側に入らないよう、つま先を少し外に向けて行いましょう
  • 週2〜3回、ゆっくり動かすことを続ける:回数より「正しいフォームを継続すること」が最も大切です

最初はうまくできなくても大丈夫です。
体を動かすたびに、少しずつフォームは整っていきます。
まずは今日、鏡の前で10回だけ試してみてください。

「フォームに自信がない」という方へ

スクワット一つとっても、体の状態によって正しいやり方は人それぞれ異なります。
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